2024年度年次報告「JOY109号」が完成しました

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2024年度(2024年1月1日~2024年12月31日)の年次報告「JOY109号」が完成しました。

ESAの1年間の現地での教育支援事業や、国内活動の様子、皆さまからお預かりしたご寄付の使い道などについて記載しています。ぜひご一読ください。

2024年度の教育支援事業(JOY109号より)

セントジョセフ子どもの家 ジャスミン先生より【インド・トリッチー】

「まさに必要な時の救いの手は大きな海よりも大きい。」

とセントジョセフ子どもの家のジャスミン先生は言います。

見知らぬ貧しい幼い子どもたちへの日本の皆さんの支援は、後回しにすることのできない教育のチャンスを子どもたちに与え、みじめな生活からの解放を可能にしています。セントジョセフ子どもの家で生活する二人の女の子を紹介します。

マリニは9歳。1歳の時にお母さんが病死し、路上で叔母さんと暮らしていましたが、昨年7月に施設に入りました。初めて屋根のある所で寝ることができ、どんなにか安心したことでしょう。今では50人の集団生活にもなれ、学校にも入学し、小学1年生の勉強から始めています。施設の子どもたちはそれぞれマリニと同じような家庭崩壊、孤児、育児放棄、路上生活、極度の貧困などの背景を持ち、心は複雑です。しかし、学びを重ね、今まで将来を描くこともできなかった子どもたちの中には、医者、エンジニア、役人、公務員、警察官などの目標を持つようになるのです。

ディヴァナニは卒業まであと1年の11年生。7歳で両親を亡くし15歳の兄がしばらく面倒を見ていましたが、将来を考え施設に連れて来られました。仲間の存在のおかげで寂しさも紛れ、昨年は全科目で優秀な成績で中学を卒業しました。今年から2年間のカレッジレベルで学びます。陸上種目も得意で地域大会でメダルをたくさん獲得し、彼女の自信につながりました。

皆さんの支援がなかったらこの子たちはどうなっていたのでしょう?必要な時の援助があったからこそ、彼女たちの人生が救われています。

➡年次報告号を読む

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