遺贈・遺産ご寄付の事例「T様の場合」
「このような形で弟の遺志を実現していただき、ESA及び現地の関係者の皆様に、感謝申し上げます。子どもたちがこの施設で、教育を受け、社会に貢献できる人材として巣立っていくことを楽しみにしています。」
T様は、海外で活躍された弟様の生きた証として、ご遺産の一部を海外のどこかに形として遺したいと考えられました。インターネットで色々検索した結果、ご自身が教育者であることもあり、厳しい環境に生きる子どもたちの教育のために使って欲しいと望み、ESAを訪ねてくださいました。
南インドのトリッチー、アンナイ子どもの家は、極貧のために家庭から学校に通えない、身寄りのない、などの理由から集められた子どもたちが暮らす児童養護施設です。この施設は老朽化が進み、建て直しが急務となっていました。T様からご寄付いただきましたご遺産は、この子どもたちのための建物建設に使われました。入口には「和」と書かれたプレートに亡き弟様のお名前が刻まれました。落成式にはT様にもご参加いただき、喜びを子どもたちと共に味わっていただきました。
この子どもの家は、厳しい境遇の中にある多くの子どもたちが安心して暮らせる施設として、いつまでも大切に使われることでしょう。