フローレンス・コヤさん

ご寄付事例

卒業したスポンサーチャイルドからのメッセージ

教師として働くことで皆様に恩返しができることに大きな喜びを感じています。
日本からいつも私達を応援して下さっている方々に、心から感謝しています。

フローレンス・コヤ

バングラデシュの北東部、シレット地方は紅茶の産地。茶畑の美しい景色は観光地となり、国内外から多くの人がこの地方を訪れます。しかし茶農園の現実はこの景色とは裏腹に、「現代の奴隷制度」と呼ばれるほど厳しいものです。重労働低賃金で雇われているお母さんだけが茶園で働くことができ、お父さんが定職に就くのは困難です。多くの家庭が1日約100円程度の賃金で生活しています。そんな村に2004年、ESAは子どもたちが毎日通うことのできる無償の学校を作りました。それがムングラ小学校です。

フローレンスは今、ESAの支援する学校の1つ、ムングラ小学校で子どもたちの指導にあたっています。かつて彼女もこの小学校で学ぶ生徒の1人でした。

フローレンスはこの小学校に6年間通いました。彼女は大人しく礼儀正しい生徒でした。幼い頃の彼女は畑仕事などより学校に行って勉強するのが大好きで、将来は学校の先生か看護士になりたいと考えていました。
小学校卒業後、寮生活を送りながら中学に通い、温厚ながら非常に活発な生徒に成長していったのです。高校卒業後、結婚して一児の母になった彼女ですが、現在も大学の資格を取るために勉強を続けています。そして2019年、ムングラ小学校の教師として働き始めました。

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