ルベン・ティスワくんの話

支援地ストーリー

村落に住む子どもたち

ダージリンの村落で暮らすルベンは現在15歳(9年生)、努力家で音楽好き、今では活発な少年に成長しました。彼がまだ3歳の頃、あまりに苦しい生活から父親も母親もあいついで家を飛び出し、置き去りにされてしまいました。

この地域には、貧困から若年結婚、離婚、家庭崩壊、DV、アルコールや薬物依存などが根深い問題としてあります。幼いルベンと妹はその犠牲となり、病弱な祖母の家に身を寄せ、ESAの支援を受けてセントメリー校に入学し現在まで学んでいます。その頃のルベンはあまりの貧しさによる慢性の栄養不足から結核を患いましたが、周囲に助けられやっとここまで成長することができました。 

親に捨てられた子どもたち、家庭崩壊の中にいる子どもたちは心に大きな傷を負ったまま苦しみもがいています。これら子どもたちは集中力が保てない、自己肯定感が持てないなどの理由もあり、落第や退学で教育を諦めてしまうケースが多く、それでは負の連鎖が断ち切れないのです。

ルベンのような絶望の中に生きる子どもたちが自分自身の力で夢と希望をもって生きることができるように、手を差し伸べてください。

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