アヌシュカちゃんのお話

支援地ストーリー

女の子たちの権利を守る子どもの家

アヌシュカは、大きな瞳で人懐っこくて、誰にでも抱っこを求めてくるかわいい少女です。4人の少女たちとチェンナイの路上で物乞いや物売りをして生活していました。

まだ5歳から8歳だった彼女たちは、家がないので木の下で暮らしていました。生活のための借金もかさみ、お金に困った親は自分の子どもを売ってお金を作ろうとしました。もしそんなことになっていたら、彼女たちの今は…人身売買…売春…臓器売買…の犠牲になっていたかもしれません。

「太陽とわたし」 

これは、2年生の時にアヌシュカちゃんが描いた絵です。

「子どもの家に来る前は、お母さんと物乞いや物売りをして街を歩き回っていた。家がなかったから雨が嫌いで、太陽が大好き。日が昇ると嬉しくなる。」

路上で生活していたアヌシュカたちは、お風呂にも入れずに髪の毛はもつれ、体は垢だらけでした。
施設に来てからも、人のものを黙って盗ってしまうこともありました。以前暴力を振るわれていたことから、常に身構え、戦闘的で、周りの子どもたちとの争いも絶えませんでした。
しかし、子どもの家のスタッフやお友達との暮らしの中で、少しずつ心を開き、人の温かさを知ることができました。


ESAが支援する、ダッカと南インドの児童養護施設では、ストリートチルドレンや家庭に恵まれない女の子たちの、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利が守られるよう愛情を注ぎ、将来自立して夢をもって生きられるよう、生活と教育を提供しています。

タイトルとURLをコピーしました