~感謝と未来への決意~
政権崩壊後いまだ政情不安が続き、日本からESA代表の記念式典への参列は断念しましたが、ジョナキ小学校では、生徒、教師、卒業生が集い、周辺にあるただひとつの学校として、この20年間に果たした重要な役割を分かち合い、みんな胸を熱くしました。責任者のワフィル・カーンからの報告を掲載します。
11月に開校20周年記念イベントを無事開催することができ、在校生や卒業生とともに、みんなで歌って踊り、ジョナキでの経験や、この学校が彼らの人生にどのような影響があったかを分かち合いました。まだ他に学校がないこの辺鄙な村で、20年という節目を迎えることができたことに先生たちは感慨深げでした。学校には先生と生徒の「心の中の幸せ」を表現した作品を展示しました。私たちは、生徒と教師の多大な努力に敬意を表し、食事もふるまい、優秀な生徒たちには教材も贈りました。
ジョナキ小学校の20年間は、数え切れないほどの感動、喜び、努力、そして困難に満ちていました。将来を見据えて、私たちは子どもたちがより良い人になれるよう育てること、子どもたちの心に優しさ、思いやり、善良さを育み、同時に学業においても優れた成果を育むことに努めて参ります。それは必ずしも一流大学への進学を意味するのではなく、他者に奉仕し、その価値観と行動で地域社会を明るくする意志を持った人材を育成することを意味します。
日本の支援者の皆様には、これまでの20年間、温かく見守りご支援くださいましたことに心から感謝申し上げます。これからもこの学校が未来を照らす希望の光となるよう、支えてくださいますようお願い申し上げます。 (責任者:ワフィル・カーン)