2023夏募金のご報告 ~NEXT SMILE

ニュース募金情報

夏の募金活動では、多くの皆さまのご協力により、100万円余りのご寄付をいただき、NEXT SMILE(子どもの未来への笑顔)の課外授業や放課後授業を行うことができました。

このNEXT SMILEプログラムは、将来を見据え学力を向上させるために必要な力を養うものであり、子どもたちにあきらめずに頑張る力、我慢する力、発言する力、自分や他人を大切にする心、自信を育む力を身につける授業を提供するものです。

寄付金から今年度は85万円を活用し、ダージリンのスンブックで100名の1~10年生の生徒を対象に11月から補習授業を開始したほか、ジョナキ小学校では250人の子どもたちに年間を通して課外授業を行い、クラフトづくりや社会科見学、遠足やスポーツなどを通じて達成感を味わい、環境問題や村の問題に対して子どもたちが自分の意見を述べるなど、参加型授業を積極的に行うことで総合的な力が育まれました。また、シレット3校やジョナキ小学校では、教育の質の向上の為に教師トレーニングも実施することができました。子どもたちにも学習意欲の向上が見られています。

サイエンスフェア

NEXT SMILEの一環として、ESAの支援する紅茶農園のシレット・ムングラ小学校で12月に、初めてのサイエンスフェアが開催されました。学年ごとに「野菜」「リサイクル」「土壌の働き」「風の働き」「食べ物」「水」とテーマを決め、先生たちの助けを借りながらも、生徒たちは主体的に発表や展示の準備を進めました。

当日は生徒同士で発表し合ったり、先生や紅茶農園の人たちに説明するなど、子どもたちは生き生きと積極的に取り組んだ様子が写真でたくさん届きました。

このようなイベントは、子どもたちの自主性や自信を育て、きちんと相手に説明するためのコミュニケーションスキルや身近なテーマから環境や社会を学ぶ、教科書から一歩須々田参加型の授業であり、まさにNEXT SMILEが目指すもの。サイエンスフェアは、バングラデシュのJONAKI小学校やダッカのボトムリーホームでも開催されていますが、今後もさらにほかの学校にも広げていく予定です。

この一年間は、ウクライナやパレスチナで続く国土を巡る紛争により、幼い子どもたちが巻き込まれ、未来に夢を抱いていた多くの子どもたちの命や夢が奪われてしまいました。厳しい状況にある子どもたちに心を寄せてくださっている皆様は、この現実に心を痛めておられることでしょう。ESAの支援を受けているバングラデシュやインドの子どもたちは、戦争の影響で物資が不足し、物価が高騰する中でも、皆様のご支援によって学校に通うことができていることに感謝申し上げますとともに、引き続き、誰一人取り残されることなく、子どもたちが希望を持って生きることができる社会をつくるための活動に一緒に取り組んでくださるよう、よろしくお願いいたします。

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