発展から取り残された子どもたちにこそ質の良い教育が必要です

募金情報

夏募金 ーNEXT SMILEへご協力ください

ESAは、「教育」を通じて、子どもたちが自分たちの力を発揮できるように、自分の未来を切り開けるようにと願い、バングラデシュとインドで40年以上支援活動を続けてきました。

その間、インドはもちろん、かつては最貧国と呼ばれたバングラデシュでも都市部では高いビルが建ち、町は活気にあふれ、男女平等の価値観も浸透してきています。

目を向けるのは、孤立した農村や紅茶農園の村の子どもたち

しかし、わたしたちが目を向けるのは、都市部ではなく、いまだに道路や橋が整備されていないような、地理的に孤立した農村や紅茶農園の村の子どもたちです。彼らは社会から取り残され、SDGsの目標の一つである「質の良い教育をみんなに」からほど遠く、ゆえに将来に希望を持てずにいる子どもたちです。

ESAが目を向けるのは、いまだに道路や橋が整備されていないような、地理的に孤立した農村や紅茶農園の村の子どもたち

追い打ちをかけるように、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の事態が生じ、村人の生活にも失業、貧困、飢えというさらなる深刻な事態を招きました。教育現場も2年間の空白でできた勉強の遅れと、ストレスで傷つき勉強離れしてしまった子どもの気持ちをもとの状態まで取り戻すことが重要な課題となりました。

ESAではそんな子どもたちに、自信を取り戻し、自分の目指すべき道を見つけ、希望を持って生きてほしいと願い、「NEXT SMILE」(未来の笑顔)と名付けた新しい形の授業を取り入れることにしました。

「NEXT SMILE」の3つの取り組み

社会科見学では実社会でのさまざまな取り組みを知ることで、子どもたちは新たな世界の扉を開くことができる

「NEXT SMILE」には3つの取り組みがあります。
1つ目は、コロナ後の困難を乗り越えるだけでなく、子どもたちが将来に向かって希望を持つことができるような精神力、思考力、広い知識を身に着け、自分の将来を選択するためのライフスキルを育てるものです。

例えば、相手の意見も尊重しながら自分の意見を伝えることを学ぶコミュニケーションスキル、さまざまな職業を知ることで、卒業後の進路を考えるジョブガイダンス、実社会に触れ将来に明るいビジョンを持つための社会科見学、ゲームを利用した算数の授業、そのほか心と体の健康、環境問題、社会の仕組みを考えるなど多岐にわたる総合的な授業です。これらは、ESAの学校や児童養護施設で実施され、子どもたちのさらなる成長を支えます。

怒りの感情を抑え、相手の意見を尊重しながら自分の意見を伝えることを学ぶ「コミュニケーションスキル」も大切な学び

2つ目の取り組みは、子どもたちが権利を知り、多様性を認め自分も他者も大切にする、周りの親や大人も果たす義務があることを認識する人権教育、女の子たちが自分を守る力を育むジェンダー教育など、新たな時代を力強く生きていくために必要な学びを提供していきます。特に社会的背景で弱い立場の女性のエンパワメントに力を入れ、縫製、染色などの技術の取得コースも提供しています。

3つ目の取り組みは、勉強に遅れが目立つ生徒に補習授業を提供し、落第や中退を防ぎ、進級、進学につなげ、将来への自信を持たせるための放課後クラスです。これらの新たな取り組みには今までの支援費に加え毎年100万円の資金が必要となります。一方で時世の影響により、寄付金や支援金が減るなど必要な支援を届けることが難しくなっています。

子どもたちは将来、社会を支える存在

40年の支援で4万人の子どもたちが教育を受け、それぞれの人生を力強く歩んでいます。その結果、少しずつですが村に明るい光が差し始めています。しかし、残念ながら、子どもたちが自身の力で夢と希望を持ち、いつも笑顔でいられるようになるにはまだ努力が必要です。子どもたちは、将来、社会を支える存在です。子どもたちと共に、より良い社会を作る活動にご参加いただければ幸いです。

「子どもたち一人ひとりが夢と希望をもって生きられる社会」を実現するには、みなさまの力が必要です

あなたの力で子どもの人生を変えることができます。

お友達にプレゼントを一つ買うぐらいのちょっとしたお気持ちで結構です。
ご支援をお待ちしております。

ご協力はヤフーネット募金より

タイトルとURLをコピーしました